サイズ・横幅(W)50cm×奥行き(L)35cm×高さ(H)11cm
けやきの古木です。
正確な樹齢は分かりませんが、樹齢100年ほどの若木ではこのような深い色味は出ない事から相当な樹齢であることが想像されます。
複雑に入りくんだ杢の表情が非常に面白く魅力的で、
侠児さんはそこに惹かれて花台にしました。
杢目は板の端っこにほんの少し現れるのが普通なのですが、こちらはかなり広範囲に杢が出ている珍しい木です。
また、木自体にかなりの重量がないとこのように杢目がギュウギュウと重なるように集まることはありません。
この杢目はこのけやきが巨木であったことの証、花台自体は小さな物ですが表面もそして裏面も
見れば見るほど味わい深く、この木の生きた長い歴史がいっぱいに詰まっています。
輪切りではなく、大木を縦に切って板にしたものを板目と呼びます。
この花台は板目から切り出したものです。
真ん中にある半円のすじと穴(ウロ)はここから枝が伸びていた部分です。
裏面もご覧いただくと想像しやすいかもしれません。