横幅(W)35cm×縦(L)23cm×高さ(H)5.5cm
今シリーズは同じ1本の玉杢けやきから製作しています。
グラデーションのように重なり色が変化してゆく大きな輪のような濃い杢の中に小さな玉杢が無数に浮かんでいます。
こちらもフチを薄く削り出す作りになっています。
是非ひっくり返しても見てみてください。
底面の裏側と外側の変化も楽しくまた美しいものです。
☆大きさ比較のために2枚目の写真はプチトマト(1個の直径約1.5cm)と一緒に撮影しています。
【玉杢(たまもく)とは】
玉杢とは杢目が玉の様に丸く表れている木のこと。
杢目は木が生きる長い時間の中のあらゆる自然現象や環境による偶然の積み重なりによって生まれる物ですが
中でも玉杢は滅多に出ない杢目であり、希少であることと、
まるで内側から発光する様な、奥へと吸い込まれる様な他にない美しさであることから昔から大切に扱われています。
大木へと成長した木が自らの重さによって内部に力がかかり長い年月の間圧縮され続けることから玉の様な丸い杢が生まれると考えられ、少なくとも300〜400年以上の樹齢のある大木、その中でも条件の揃った個体にしか見られませんが
「切ってみるまでわからない」のが木ですので、木の専門家でも手に入ることは滅多にありません。
板にした大判の木材のほんの片隅に現れるだけでも「玉杢だ!」と騒がれる、レア杢です。
しかも今シリーズはけやき、美しさにおいても希少性においても最高の物です。
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「菓子器シリーズ」は
KUMAMOKUと彫刻家・及川光雄氏とのコラボレーション作品です。
銘木家具作家・熊田侠児が素材を厳選、その素材を及川氏が彫り出し、銘木家具作家・熊田悦子が塗り上げて完成します。